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「鬼子」(グイヅ)たちの肖像―中国人が描いた日本人 (中公新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 167840 位
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もう少し先の時代まで読み解いてもらいたかった
中国人が日本人を見る目にはかなりの偏見があるだろうことは、日中関係についてのさまざまな報道からも予想できることだ(もちろん、日本人が中国人を見る目についても同じだろう)。
それを、具体的にわからせてくれるのが本書だ。
清朝末期の中国側の資料を読み解き、そのイラスト入りで視覚的にわかりやすく、日本人がどう思われていたかを解説していく。
最初は友好的でもあり、神秘的な国と思われていたのが、日清戦争を挟んで次第に態度が硬化されていく・・・その過程も興味深い。
だが、本書はあくまで清朝期の資料しか扱っていない。
本書のサブタイトルが<中国人が描いた日本人>である以上、やはりもっと後の時代まできちんと調査して取り上げていれば、屈指の名著になっただろう。
そのあたりを含めた次回作に期待だ。
日本人、中国の鏡に映せば鬼子なり
インパクトのある〈鬼子〉を書名に取り出している。抗日宣伝画もその一つ。日本軍の醜悪さの戯画化である。清朝末期の日本人像として『点石斎画報』の絵図で東洋の異人・日本人の風俗習慣が紹介されている。日清戦争が始まると、倭人・倭兵・倭国などの蔑称が使われるようになる。台湾は日本の領有となり、清国および台湾ではその反対運動が続いた。倭人の戦闘における惨状を描いている。やがて、脱亜入欧、戦争年画には「日本鬼子(グイヅ)」が書かれるようになる。西洋人の中国侵略が早かったものの、満州事変に始まる十五年戦争が長すぎたため〈日本鬼子〉が日本人の専売になってしまった。本書は「倭奴」の日清戦争時代を、画報を活用して訴えるものがある。
「自分の顔をじっくり鏡に映してみるべきだとの感を強くしていた」と著者があとがきに書いてあるのが印象的である(雅)
面白かった。でももっと深く知りたい。
以前のレビュアーの方も書いておられますが、確かに面白い発想の本で楽しめて勉強になりました。
ただ時代が偏りすぎていて、なんとなく手元にあった資料でお手軽に作った本(失礼!)との印象を受けてしまったのは否めません。時代が同じなので後のほうは飽きてしまいました。
視点はすごく面白いので、もっと幅広い時代の資料を集めて続編を期待します。
しかし確かにこの時代の中国の日本人像は現在とあまり変わっていないような気がしますね。
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中国人が我々日本人をどう描いてきたのか、その歴史を纏めた本だが取り上げられているのが殆ど清朝末期のもので少し物足りない感じがした。もうちょっと近代の資料を入れて欲しかった。しかし中国の反日サイトなどを眺めるとここに書かれているイメージを現在も引き摺っている中国人が大勢いるのに唖然とすることもしばしば・・・
中央公論新社
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